ミチシロカ

コンセプト

“らしさ”をつくる、まちづくり。“らしさ”を見つける、ひとづくり。

目指す姿

「地域」と聞いて、みなさんはどんなイメージを持ちますか?

もしかすると、「人口減少」「地域産業の衰退」「後継者不足」といったネガティブなイメージを思い浮かべる方もいるかもしれません。

これらはとりもなおさず、この後確実に人口が減っていく日本社会全体が必ず直面する課題です。

私たちは、北海道の地に創業した1981年から40年余にわたり、まさにこういった課題に向き合い続けてきました。

これは、このあと確実に全国から人口が減少していく日本という国において、日本社会全体が立ち向かわなければならない課題に、最先端で挑戦してきたということにほかなりません。

若者に目を向けると、近年では「Iターン」「Uターン」などキャリアが多様化し、選択肢が広がってきています。

キャリアだけでなく、若者の人生そのものも多様化しており、若い皆さんそれぞれのらしさを活かして新しい時代を創っていく時期に来ていると私たちは考えています。

私たち地域社会が挑戦している社会課題と、若者の人生の多様化、それらをかけ合わせることで新しいものが生まれるのではないか。そんな思いつきからミチシロカはスタートしました。

ミチシロカは、地域が抱える課題の解決を図り、秘めた魅力を発見する、持続可能な取り組みです。

地域の魅力を肌で感じながら、グローカル視点で地域づくりを考える。

まちの“らしさ”をつくり、ひとの“らしさ”を見つける。

北海道から、地域と人のロールモデルを創ります。

ミチシロカとは?

「地域活性化に力を入れたい地方自治体」と「未来を担う若者」がともに成長しながらつくりだす新しい地域創生のカタチです 「地域活性化に力を入れたい地方自治体」と「未来を担う若者」がともに成長しながらつくりだす新しい地域創生のカタチです

ミチシロカの由来 ミチシロカの由来

未来を担う学生が自分自身の「道(=ミチ)を知る」「未知(=ミチ) を知る」きっかけになって欲しい。若者の真っ白(=シロ)な未来、無限に広がる可能性を地域(=ローカル)でこそ見つけて欲しい。そんな想いを込めてつけられました。

ミチシロカにはこんなに
想いがつまっている!!

  • 地域の自治体の想い

    • 上っ面ではない真の意味での
      交流人口増加。
    • 地域ファンの増加。
    • 若い世代との交流の場を作りたい。
    • 自分たちの地域の魅力を
      外からの視点で
      再発見したい。
  • 日本社会が抱える課題

    • 人口減少。
    • 産業の衰退。
    • 後続者不足。
    • 地方から元気がなくなったら、
      日本から元気がなくなる。
  • 地域の企業としての我々の想い

    • 課題解決こそが仕事の本質。
      若者に「課題解決能力」を培ってほしい。
      そんな場を提供したい。
    • ミチシロカをきっかけに、そんな若者に育ってほしい。
    • そして日本を元気にしてほしい!
  • 学生の課題

    • 今世の中にある仕事の半分はAIに取って代わられる。
    • 課題発見、課題解決能力を身につける必要がある。
      でもどこから始めれば…?
    • 社会に出ることへの不安。
    • 今以上に答えのない社会を生きていかなければならない。
  • 新たなまちづくりの視点、関係人口・交流人口創出のきっかけ、知名度向上、産学官連携実績獲得、既存施設の利活用 新卒一括採用にとらわれない新しい価値観の獲得、ソーシャルアントレプレナーシップの形成、人生におけるロールモデルの発見、自分なりの興味関心を形にできる経験、地域における新規企画立案体験、多様な人生観に触れられる機会

  • 新卒一括採用にとらわれない新しい価値観の獲得、ソーシャルアントレプレナーシップの形成、人生におけるロールモデルの発見、自分なりの興味関心を形にできる経験、地域における新規企画立案体験、多様な人生観に触れられる機会 新たなまちづくりの視点、関係人口・交流人口創出のきっかけ、知名度向上、産学官連携実績獲得、既存施設の利活用

世の中にある単発的·イベント的な就業体験プログラムではなく、
体験プログラムそのものを“教育”や“学び”と捉え、
地域と学生が共に継続的に実施できる仕組みとして提供いたします。
世の中にある単発的·イベント的な
就業体験プログラムではなく、
体験プログラムそのものを
“教育”や“学び”と捉え、
地域と学生が共に継続的に 実施できる仕組みとして提供いたします。

これまでの取り組み

  1. vol1.真狩村 vol1.真狩村

    真狩村DATA

    面 積114.25km2

    人 口1,952人

    世帯数976世帯

    ※令和4年9月30日調査

    面 積114.25km2

    人 口1,952人

    世帯数976世帯

    ※令和4年9月30日調査

    フィールドワークの概要

    実施期間2022年8月

    実施日数5日間

    参加学生6名

    法政大学2名・文教大学2名・
    敬和学園大学1名・広島大学 大学院1名

    政大学2名・文教大学2名・敬和学園大学1名・広島大学 大学院1名

    お 題

    真狩村の「未来村長」として、
    どのような地域づくりをしていくのか立案すること。

    成果発表内容

    地元高校生と参加学生による
    村の魅力を再発見する
    長期的なプロジェクトを提案

    村内で廃校を予定している
    小学校を利活用する
    プロジェクトを提案

  2. vol2.音更町 vol2.音更町

    音更町DATA

    面 積466.02km2

    人 口43,831人

    世帯数20,555世帯

    ※令和3年3月31日調査

    面 積466.02km2

    人 口43,831人

    世帯数20,555世帯

    ※令和3年3月31日調査

    フィールドワークの概要

    実施期間2022年8〜9月

    実施日数5日間

    参加学生7名

    東北大学1名・法政大学2名・文教大学1名・
    高知大学1名・名古屋大学1名・広島大学1名

    東北大学1名・法政大学2名・文教大学1名・高知大学1名・名古屋大学1名・広島大学1名

    お 題

    音更町の「未来町長」として、
    どのような地域づくりをしていくのか立案すること。

    成果発表内容

    医師不足の対策として、
    医師を目指す学生を育てる仕組みの提案

    観光資源を生かしたイベントの提案

    事実をベースに公共政策を打ち出せるメソッドの提案

    移住促進に向け、官民連携型の農園をつくる
    プロジェクトの提案 ほか

  3. vol3.真狩村 vol3.真狩村

    真狩村DATA

    面 積114.25km2

    人 口1,952人

    世帯数976世帯

    ※令和4年9月30日調査

    面 積114.25km2

    人 口1,952人

    世帯数976世帯

    ※令和4年9月30日調査

    フィールドワークの概要

    実施期間2023年2月

    実施日数5日間

    参加学生8名

    法政大学2名・文教大学2名・敬和学園大学1名・
    高知大学1名・広島大学1名・広島大学 大学院1名

    法政大学2名・文教大学2名・敬和学園大学1名・高知大学1名・広島大学1名・広島大学 大学院1名

    お 題

    vol.1で提案された廃校活用をテーマに
    より具体的な施策を立案すること。

    成果発表内容

    農業技能実習生の宿泊先としての活用

    移住検討者を対象とした試住施設としての活用

    移住者と高齢者をつなぐ移住施設としての活用

  4. vol4.中標津町 vol4.中標津町

    中標津町DATA

    面 積684.87km2

    人 口22,530人

    世帯数11,512世帯

    ※令和5年8月31日調査

    面 積684.87km2

    人 口22,530人

    世帯数11,512世帯

    ※令和5年8月31日調査

    フィールドワークの概要

    実施期間2023年8月

    実施日数5日間

    参加学生16名

    関西大学5名・高知大学3名・静岡大学1名・琉球大学1名・
    藤田医科大学1名・日本大学1名・中央大学1名・
    清泉女子大学1名・法政大学1名・敬和学園大学1名

    関西大学5名・高知大学3名・静岡大学1名・琉球大学1名・
                    藤田医科大学1名・日本大学1名・中央大学1名・
                    清泉女子大学1名・法政大学1名・敬和学園大学1名

    お 題

    みんなが主役になる地域(まち)づくり

    成果発表内容

    高校生視点でのIターン・Uターン
    などを促すまちづくり「牛ターン」

    若者の新たな居場所づくり
    「サードプレイス」

    中標津町の基幹産業である酪農に
    着目したイベント開催「ウシコレ」 ほか

若者のソーシャルアントレプレナーシップを育成する地域づくり特化型PBL若者のソーシャルアントレプレナーシップを育成する地域づくり特化型PBL

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本格的な実施や事業化に向けて検討・協議を行う。 本格的な実施や事業化に向けて検討・協議を行う。

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ミチシロカのはじまりやきっかけ、
取り組みに至るまでの
ストーリーについて、
プロジェクトマネージャーと
参加した自治体担当者に話を聞きました。

入交 里奈 中央コンピューターサービス(株) 生涯学習事業部 執行役員兼部長

「課題への挑戦」と
「学生が失敗できる経験」
から生まれたミチシロカ

CCSは、これまで40年以上にわたり、地域社会と手を携えてきました。会社名に「コンピューター」ってついているけど、私がお客様からいただくご相談っていわゆるIT以外のもののほうが多いんです。人間が生活を営んでいれば、必ず課題が出てくる。社会が変わればまた違う課題が出るし、高度化すればするほど課題も高度になっていきます。
その「高度になっていく課題」って、都会よりも、地域社会のほうが先に直面するんですよね。人の数が少ない分、課題も顕在化しやすいんだろうなって思ってます。
その意味で、今地域社会が直面している課題は、日本の課題の最先端なんだと感じます。
これから全国的に人口減少が加速していく。今地域社会が直面している課題は、この後日本全国が直面する課題。地域社会で解決したことが、ひいては日本全体のためになる。
そういった意味でも、地域で働くことは、日本全体の課題感に寄与できることだと私は思っています。

田中 秀昌 真狩村役場 企画情報課 企画情報係長

外からの視点を知れる機会

これまでの計画策定やまちづくりの取り組みでは、地域の住民や事業者からの意見をお聞きする機会がほとんどでした。しかし、ミチシロカは村に関係性のない若い世代が、実際に村でゼロからフィールドワークするため、外からの視点で見た村の魅力や可能性を発見する機会を得られる有効な事業だと思いました。今後も活用を検討したいと思っています。

ミチシロカ参加協力に関するご相談・お問い合わせはこちらミチシロカ参加協力に関するご相談・お問い合わせはこちら

初めて訪れる地域で何を感じ、
どんな5日間を過ごしたのか。
そして参加することで何が変化したのか。
ミチシロカに参加した学生に話を聞きました。

後藤 美有 敬和学園大学  人文学部 共生社会学科

みんなのおかげで素直な自分を出せた

大学ではゼミ長として学生を引っ張る中、他人が気になり周りに合わせる自分がいました。真狩村での5日間で、同じ志を持つメンバーと過ごす中でみんなの熱量に感化され、気づいたら自分の意見を素直に出せるようになっていました。ちょっとした勇気で伝えた一言を皆が受け入れくれたことが何より嬉しかったです。参加者全員、まちづくりに携わりたいという共通点があるからこそ、小さい意見も聞き逃すまいといつも以上に前のめりで活動できました。真狩村の人たちのあたたかさにも感動しました。今回の提案が端っこでもいいから実現されたら嬉しいです。

畑田 赳 高知大学 農林海洋科学部 農芸化学科

心地いいプレッシャーの中で気づいたこと。

初めての北海道で緊張しつつも最初は楽しい気持ちが強かったのですが、自分たちの行動で進めるフィールドワークは意外とハードで、いいプレッシャーの中で取り組むことができました。メンバーがいたから提案まで漕ぎつけたと思います。チームメンバーの考え方や話を聞いて、自分が思っていたより人に任せてしまう部分があったりと反省点も見つけました。新しい気づきや自分の弱い部分が沢山見つかった分、この経験を活かしてさらに高みを目指そうと思いました。学生のうちにミチシロカを経験できてよかったなと感じます。

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